* [2022-09-09 金]
** なぜmarkdown形式ではなくorg-mode形式で書くのか? :lisp:
間違えてほしくないのは別にmarkdown形式をディスったりしたい
訳ではないし、markdownは非常に書きやすいから普及したというのも
わかる。書きやすさも同意する。実際html書くより全然楽。
しかし、いろいろ普及した事もあって、様々なmarkdown形式が
生まれ、CommonMarkだのfull markだのその他いろんな派生が
生まれているように思う。なんていうんかまだ枯れてない感じ。
かたやorg-modeってそんな派生あるのかな?
もうすっかり枯れた技術のような気はする。
もちろん、org-modeの機能自体はいろいろ拡張はしているけど、
orgファイルの記述方法自体はもう枯れている気はする。
とりあえず、markdown形式にしたかったら、
markdown形式に変換して出力するだけでいいし、
普段文字を書いて編集する際も何かと便利。
それはmarkdown形式には逆にない。
emacsユーザーだからこそのものだとは思うけど。
つまりorg-modeの機能を使ってわかりやすく図で
説明すると、
#+BEGIN_SRC dot :file relation-of-md-and-org.svg
digraph {
markdown -> html;
org -> html;
org -> markdown;
}
#+END_SRC
#+RESULTS:
こういう関係が成り立っている。
またこのようにorgファイルではdot図を
さらりと図に変換して表示する事も出来るなど、
org-babelという機能で自在に各種プログラム言語
を実行する事も出来る。
アウトラインという基本性能だけではなく、
org-modeの持つ巨大なパワーを余すことなく
活かす事が出来る(それを活かす力があれば)。
こういうのはmarkdownでは残念ながら
ダイレクトに出来ないし、手間がかかると思う。
pandocとか他にいろいろあるようだけど、
個人的にはそこまで手を伸ばすとキツイし、
今のところ個人用途では不要かなと思ってる。
org-mode自体もそうなんだけど、あれこれ出来るけど、
出来るからといってあれこれ手を出しすぎると、
本末転倒になり、本来便利であるはずのツールが
非常に複雑で厄介なツールになってしまう。
散々沼ったし、未だにそうかもしれないけど笑
そういう意味ではどこかで個人的に快適な分岐点
があるんだと思うし、そういう自分にとっての
取捨選択をするのも大切だと思う。
人生長いようで短いし、いろんな事をやっているようで、
何も達成できなくなる。