* [2022-12-26 月]
曇時々小雨

** 千歯扱き初体験 :agriculture:
豆を早く脱穀しないといけないと思いつつ、
なかなか作業進まず。
納屋に千歯扱きがずっとおいてあるので、ようやくそれを
使ってみる事にした。
持ちにくいせいか結構重い。30kgの米袋と同じかそれよりも
重たく感じた。
調べるとこの足踏み式の脱穀機が発明されたのは大正期との事。
この家はたしか昭和9年頃築だったはず。時代的にも合致する。
木の部分がところどころ傷んでいるので、直さないといけなそうだし、
歯も結構錆びたり抜けたり。結構オンボロではあるが、
試してみるとあっという間に1本の豆が脱穀された。
足踏み式だから動力は自分だけど、そのパワーにびっくりした。
昔の足踏み式ミシンのように足踏みするとドラムが回転する
訳だが、このドラムは前側にも後ろ側にも両方回転する。
とりあえず、自分は前側に回転させたかったので、
その場合前側にドラムを回転させて、その動きを止めないようにして
足踏みをするとずっと前側に回転する。
最初はそんな事も知らなかったのでただ踏んだら
前側になったり、後側になったりその時の機械側の
都合で回転する方向が違っていた。
前側にすると下側に豆が叩きつけられる。
自分で踏んで自分で豆を当てないといけないので、
脱穀機の脇にすぐ取れるように豆の枝を並べてから
作業するとやりやすかった。しかし、回転速度が
遅いと、豆の枝がドラムに絡み取られて
ちょっと危うかった。自力だから良かったものの、
機械式だと巻き込まれたり危険だったかもしれない。
そんな感じでなかなか進まなかった作業が一気に
進み始めた。